予防接種

予防接種とはワクチンを接種して、免疫(病気に対する抵抗力、抗体ともいう)をつくることにより、発病を予防したり、症状を軽くしたりする方法です。

種類

※下記の予防接種名をクリックすると、詳細を表示します。

Hib(ヒブ)ワクチン (インフルエンザ菌b型)

インフルエンザ菌b型は小児の細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)、喉頭蓋炎(こうとうがいえん)、菌血症といった侵襲(しんしゅう)性感染症をおこします。Hibに対する免疫力は母親の移行免疫抗体で生後2ヵ月頃までは守られていますが、それ以降は免疫力は消失します。Hib感染症は、ほとんどが生後3ヵ月~4歳までに発症します。通常5歳までには感染し抵抗力ができます。

肺炎球菌/小児用肺炎球菌

肺炎球菌は、インフルエンザ菌とならんで子どもの細菌性髄膜炎(さいきんせいずいまくえん)や菌血病といった侵襲(しんしゅう)性感染症の原因菌です。その他にも、肺炎や気管支炎、中耳炎などを起こします。細菌性髄膜炎を発症するとてんかんや精神発達遅延などの後遺症を残したり、死に至る場合もあります。

4種混合:DPT-IPV (ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ)/3種混合:DPT (ジフテリア・百日せき・破傷風)/ポリオ

  • ジフテリア (Diphtheria)
    ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。感染すると、高熱、のどの痛み、犬が吠えるような咳、激しい嘔吐などが起こります。咽頭部の腫脹(しゅちょう)によって窒息死することもあります。また、発病から2~3週間後には菌の出す毒素により心筋炎(しんきんえん)や神経麻痺を起すことがあります。

  • 百日せき (Pertussis)
    百日せきの飛沫感染で起こります。感染すると、普通のカゼのような症状で始まり、咳がひどくなり、連続的にせき込むようになります。咳の後、急に息を吸い込むので、笛を吹くような音(レプリーゼ)が出るのが特徴で、高熱は出ません。乳幼児の場合は、咳で呼吸困難になることが多く、チアノーゼ(血中の酸素が欠乏して皮膚が青黒くなる症状)や、けいれんが起こることがあります。また、肺炎や脳炎などの重い症状を併発することがあります。

  • 破傷風 (Tetanus)
    土の中に潜んでいる破傷風菌が傷口から感染して起こります。
    自分でも気づかない程度の軽い傷が感染の原因になることもあります。菌の出す毒素により、手足のしびれやけいれん、口が開かないなどの症状が起こり、この後の処置が遅れると生命にかかわります。

  • ポリオ
    「小児マヒ」と呼ばれる病気です。ポリオウイルスは人から人へ感染します。感染した人の便中に排泄させたウイルスが口から入り、腸に感染します。感染したウイルスは3~35日間、腸の中で増えますが、ほとんどは症状が出ない不顕性感染(ふけんせいかんせん)でおわり、一生、免疫が得られます。症状が出る場合は、ウイルスが血液を仲介して脳・脊髄へと感染し、麻痺を起すことがあります。

麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)/麻しん風しん

  • 麻しん (はしか)
    麻しんに感染した人の、咳やくしゃみなどで麻しんウイルスが飛び散り飛沫感染します。伝染力が極めて強いウイルスで、発熱、咳、鼻汁、目やに、発疹を引き起こします。主な合併症は、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎、亜急性硬化性全脳炎(あきゅうせいこうかせいぜんのうえん)という遅発性の脳炎などがあります。

  • 風しん (三日はしか)
    風しんは感染者の、咳やくしゃみなどで飛沫感染します。症状は軽いカゼの症状から始まり、発熱、発疹(ほっしん)、首のリンパ腺が腫れるといった症状が出ます。年少児のうちは心配するほどでもありませんが、年長児や大人の場合は重症になることが多く、2~3日では治りにくくなります。妊婦が妊娠初期にかかると、先天性風疹症候群(せんてんせいふうしんしょうこうぐん)といって、多発奇形の赤ちゃんが生まれてくることがありますので、妊娠前に免疫をつけておく必要があります。

水痘(みずぼうそう)

水痘(すいとう)・帯状疱疹(たいじょうほうしん)ウイルスの感染で起こります。初感染では、発熱とともに全身に水疱性(すいほう性)の発疹が出ます。水疱ウイルスは回復後も長く体内に持続感染する性質があり、なにかのきっかけで体の免疫機能が低下すると再活性化し帯状疱疹(たいじょうほうしん)となって現れます。

おたふくかぜ

おたふくかぜのおもな症状は耳の下、頬の後ろ側、あごの下など耳下腺部(じかせんぶ)または顎下腺部(がっかせんぶ)の腫れです。合併症としてまれに髄膜炎(ずいまくえん)や難聴を起こすことがあります。成人男性がかかると睾丸炎(こうがんえん)を起こすこともあります。

日本脳炎

日本脳炎は人から人へ直接感染するのではなく、感染した豚の体内で増えたウイルスを蚊が媒介して感染します。症状は発熱、嘔吐、頭痛、けいれん、意識障害などの症状を示す急性脳炎になることがあります。症状の出る人はウイルスを持った蚊にさされた人1000~1500人に1人程度です。脳炎にかかったときの死亡率は約15%、神経に後遺症が残る人は約50%にもなる重病です。

インフルエンザ

インフルエンザウイルスの感染により、高熱、鼻汁、咳、全身倦怠感などの症状がでます。A/HINI型、A/H3N2型、B型のウイルスは毎年少しずつ変異し、流行を引き起こします。新型インフルエンザ(A/HINI型)は2011年4月1日から季節性インフルエンザにかわりました。

HPV:ヒトパピローマウイルス (子宮頸がん)

HPV(ヒトパピローマウイルス)は女性の子宮頸がん発生の原因となるウイルスです。HPVは性交渉によって誰でも感染する機会のある一般的なウイルスで、8割くらいの女性が一生のうちに一度は感染します。子宮頸がんを発症するのは感染した女性の1%未満だと考えられています。日本では年間約15,000人が発症、約3,500人が亡くなっています。発症は20~30歳代が多いのですが、ワクチンは性交渉開始前に接種しておくことが大切です。

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