令和7年5月よりキャノンメディカルシステムズ社製のAI機能を搭載したCT装置を新規に導入し、CT装置を用いた大腸精密検査を開始いたします!
★大腸内視鏡検査、注腸検査と比べ苦痛が少ない検査です。
★検査時間が短時間(約10分)で、痛みや恥ずかしさで大腸精密検査(大腸内視鏡検査、注腸検査)を 受ける決心がつかない方にはお勧めの検査です。
*女性の受診者には検査の準備段階から肛門へのチューブ挿入まで女性の看護師が対応します。 検査時には全体に毛布をお掛けしますので、体の露出はありません。
★下剤の量は内視鏡検査に比較すると約5分の1と少量です。
★腎機能が低下している方も検査可能です。詳細はお問い合わせください。
便の状態の異変は、大腸を含め消化管の病気のサインとなります。 便潜血検査陽性となった方には、大腸CT検査をおすすめします。
診察予約をとってご来院ください。 ☎0568-75-2211
我が国での死因順位の第1位は悪性新生物<腫瘍>で、中でも大腸がんは女性で死因の第1位、男性でも 第2位になっています。
また大腸がんによる死亡数と羅患数は年々増加傾向にあり、原因としては大腸精密検査の受診率が低いことが挙げられます。
大腸がんは早い段階で発見された場合の生存率は高く、早期発見が大変重要になります。
大腸CT検査は大腸内視鏡検査と同程度の精度をもった精密検査です。
当院では、バリウムを使用した大腸精密検査(注腸)を行っていましたが、令和7年5月よりキャノンメディカル製のAI機能を搭載したCT装置を新規に導入し、CT装置を用いた大腸精密検査を開始いたします。
大腸CT検査(正式名称:CT colonography:略語でCTC)とは
炭酸ガスで大腸を拡張させ、その後AIを搭載したCT装置を用いて腹部全体を仰臥位、腹臥位と2回撮影し 検査を終了します。
検査の所要時間は10分以内と大腸内視鏡検査や注腸検査に比較して短時間で済みます。
また、X線を用いた検査になり被ばく線量が気になりますが、従来のCT装置では10mSv程度、注腸検査では12mSv程度のX線量が必要であったところ、AIを搭載したCT装置では3mSv程度と超低線量での検査が可能になりました。(注 受診者のBMIにもよります)
また撮影した画像は専用の大腸解析装置を用いて大腸の3次元画像を作成し、診断を進めていきます。
欧米などでは、CTを用いた大腸診断が一般化しており、近年の機器性能の向上により、大腸がん検診にも 活用されています。
検査時間が短時間で、痛みや恥ずかしさで大腸精密検査(大腸内視鏡検査、注腸検査)を受ける決心がつかない方にはお勧めの検査です。
*女性の受診者には検査の準備段階から肛門へのチューブ挿入まで女性の看護師が対応します。検査時には全体に毛布をお掛けしますので、体の露出はありません。
大腸CT解析に使用する画像
<長所>
★短時間の検査(10分程度)。
★大腸内視鏡検査、注腸検査と比べ苦痛が少ない。
炭酸ガスを用いて拡張するため検査時は少々お腹が張った感じがしますが、検査後、炭酸ガスは速やかに体に吸収されますのでお腹の張り感はすぐに消失します。
★腹部全体を撮影するため大腸以外の情報を把握することができます。
★3次元画像を活用するため大腸内視鏡では死角になりやすい大腸襞の裏側や屈曲部でも、作成した仮想大腸像を用いて360°どの方向からも大腸内を確認することができます。
〈短所〉
★組織の採取はできないため、異常が検出された場合は大腸内視鏡を受けることが必要となります。
★隆起病変の発見を得意とするため、平坦な丈の低い病変や4mm以下の小さなポリープ様病変は検出 しにくい場合があります。
★低線量ではありますが、CTによる被ばくがあるため、妊娠の可能性のある方は受けることができません。
<問診>
★診察予約をお取り頂き、診察を受けていただきます。(ご予約はお電話、LINEで承っております)
★問診と検査の説明をします。
★検査可能と判断された場合、説明後に検査食と薬をお持ち帰りいただきます。
<検査準備>
★検査前日は検査食を召し上がっていただき、検査前日と当日に下剤や造影剤を飲んで腸の中をきれいにし、検査の精度を高くします。(↓の「前処置について」をお読みください)
★検査当日は絶食です。
<検査当日の流れ>
★撮影前に腸の動きを抑える薬をお尻の筋肉に注射します。
★細いチューブを肛門から少し挿入し、炭酸ガスを注入して大腸を拡張します。 炭酸ガスは腸管から速やかに吸収されるため、検診後の膨満・腹痛はほとんどありません。
★CTでうつ伏せ(腹臥位)と仰向け(仰臥位)で2回の腹部撮影を行います。 1回の息止めは10秒程度で、最新のAI搭載のCT装置を使用するため被ばく線量も少なくなっています。
★検査室に入室し、検査終了(退出)までの所要時間は15分程度です。
<検査終了後>
★検査終了後からは通常通りの食事をしていただけます。下剤の服用も不要です。
★腸の動きを抑える注射の影響で目がちらついたりすることがありますので、お車の運転には注意してください。
★注入した炭酸ガスは速やかに腸管から吸収されるため、お腹の張り感があってもすぐに収まりますので
心配ありません。
<結果説明>
★画像診断に1週間ほどお時間がかかります。検査後、ご予約をお取りします。
大腸内視鏡検査では、検査当日に約2.0㍑の下剤を服用し大腸内を完全にきれいにする必要がありますが、大腸CT検査では大量の下剤を服用する必要はありません。
注腸検査に準ずる前処置で約400mlの下剤服用で検査ができます。
<前処置の流れ>
★検査前日から専用の検査食を食べて頂きます。
★朝、昼、晩と毎食後にコロンフォート(硫酸バリウム)を飲んでいただき、便を白く色付けします。 CTで病変(ポリープなど)は灰色に映りますが、残便を白く色付けすることで多少残便が残っても診断が 可能になります。
*コロンフォートは薬事承認されたバリウムで、胃の検査に用いるバリウムと異なり、1回服用30mlと 少量で濃度も薄くなっていますので、検査後は下剤を服用する必要がなく自然に排泄されます。
★検査前日の就寝前に下剤(マグコロールP)を400ml(コップ2杯程度)服用していただきます。 下剤の量は内視鏡検査に比較すると約5分の1と少量です。
<自費診療>
26,000円(税込)
検査食とお薬代を含みます。
<保険診療>
便潜血検査で陽性になった方は保険診療となります。
また、症状によっては医師の判断により、保険適応での検査も可能となります。
検査予約時に前処置薬代、食事代として2,000円程度費用が掛かります。
また、検査日は3割負担の方で7,000円から8,000円程度ご用意ください。
大腸がん検診は便潜血検査が主体に行われていますが、大腸CT検査は 大腸内視鏡検査、注腸検査に比べて体への負担が少ない大腸がんスクリーニング検査です。
医療法人柳雪会江崎外科内科 〒485-0047 愛知県小牧市曙町70番地 TEL 0568-75-2211(外来) 0568-75-2255(透析室) 0568-75-2215(デイ) FAX 0568-77-8183 0568-75-2600(デイ直通)【診療時間】 09:00 - 12:00(月~土) 13:30 - 16:00(火) 16:30 - 19:00(月水金) *新患受付は診療終了時間の 30分前です。 (再診は15分前まで) 休診:木曜午後・土曜午後・日曜・祝日 |
---|
*発熱等症状のある方
熱・咳・咽頭痛・鼻水・倦怠感・ 呼吸苦・味覚嗅覚異常・頭痛・ 関節痛・消化管症状(嘔吐・下痢)等症状のある方は上記のパソコンや携帯電話からの診療予約はできません。 必ず診療時間内に電話でお問い合わせください。
*発熱などの風邪症状のある患者様については、車内でお待ち頂き、必要な検査等を受けて頂きます。
必要に応じて屋外直結の第3診察室(感染症隔離診察室)にて診療を行います。
医療DX推進体制整備加算に ついて
当院は医療DXを通じた質の高い診療提供を目指しております。
オンライン資格確認等システムによる取得した医療情報等を活用して診療を実施しております。
マイナ保険証利用を促進するなど、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでおります。
電子処方箋の発行や電子カルテ情報共有サービスなどの医療DXにかかる取り組みを実施してまいります。 (今後導入予定です。)